平常時の強みは非常時の弱み

最近の新聞ネタからメモ。

ぼくの仕事とは関係ないので、実感もないし当事者じゃないからわかる内容でもないので、感想めいたことになるけど・・・。

なんせ建設業はまだ、影響がほとんど出ていない。

中国からの材料で一部滞っているのがある、とは聞くけど、大きな影響ではない。

 

 

でも、自動車業界など構成部品の多い製品を作っている業界では、その一部でも他国に依存している場合、サプライチェーンの一部が壊れることになるので、製品は仕上がらない。と新聞にもよく出ている。

これは今回のコロナ禍において、浮彫になった弱点だと思う。

これまで、世界はこれからどんどんグローバルになる。

だから、より安く良い製品を作れるところから輸入して作ることが顧客のためであり、それが企業の生きる道、と思われていたと思う。

しかし、今回のコロナ禍では、自国で対応する力を失った国の脆さが表出した。

というより、ほとんどの国が相互依存の関係にあると思う。

 

 

これまで、ぼくはこのことをさほど大きな問題とは捉えていなかった。

確かに一部の識者やコメンテーターはグローバリズムを批判していた。

一理あるなとは思いながらも、その非効率性を許せば、多国間競争のこの地球上で生き残ることはできないだろう、とも思っていたからだ。

今回、これだけコロナウィルスが広まったのも、グローバルな世界だからだろうし・・・まあ、今回のウィルスの場合、8割に症状がほとんどない、ということだとすると、もしかして100年前でも蔓延していたのかもしれないが。

 

 

とにかく、グローバルな世界、効率性を追い求めた世界は平常時には、ぐんぐんと経済成長していくが、非常時になると、途端にその脆弱性を発揮するものだと感じている。

今、自動車産業のサプライチェーンの一部が破壊された(中国は回復しつつあるという記事もあるが)ということだが、これが食料品だったらどうなっていたのだろう、と思った。

第二次世界大戦が石油の輸入を止められたことで日本は戦わざるを得なかったとも言われている。

このまま、グローバリズムが進むと、それを止められた時に戦争に向かうのか、また戦争まで進まずとも、絶大なる弱みを握られた状況に陥るのか。

今回、平常時の強みが非常時の弱みに変わるのだ、ということを思い知った、と同時に平常時にどのような社会を築けば良いのだろう?とも思った。

平常時に非効率と分かっていて効率的なものを捨てる世界は自由主義経済の現在、成り立たない。

他国になるべく依存しない、そのためには国内において効率性を高めていく、そのためには第四次産業革命に代表されるような革新的技術を使って社会システムを構築していく、そんなことが必要なのかと思う。

その答えは建設業ではTCTの活用だろうし、あらゆる業界においてDXは必要かと思われる。

この前もこのブログで書いたけど、DXって中々進まない。

つい最近の建設系の新聞記事だけど、国交省の直轄工事では新技術の活用を原則として義務化する、とあった。

確かに、最初の頃は新技術使うよりも慣れた技術の方が現場は楽だし、実際に時間もコストも有利なんだろうけど。

ただ、いつまでもそれでは技術革新が進まない、使ってもらって初めて改良ができる訳で。

つまり、最初は自由ではなく強制が必要な場面も多いってこと。

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