〈技術士 1次試験〉R元年・35問目 建設環境

今日は技術士1次試験のR元年の問題。

35問目の建設環境の問題を解いていくことにする。

 

 

過去問は下記のHPから取得できる。

「公益社団法人 日本技術士会」過去問 第一次試験 令和元年度 建設部門

 

 

 

選択肢➀ 環境影響評価

 

環境影響評価については、少し前にこのブログで勉強した。

〈技術士1次試験〉R元年度の34問目 建設環境

 

今回は、環境影響評価手続きにおいて、作成される図書の縦覧は紙媒体以外にインターネットでも行うことが義務付けられているか?という問い。

どうやら、ネットでも縦覧しなければいけないようである。

このご時世、当然か。

特にコロナ禍でよりいっそうかな。

 

 

 

選択肢② 振動規制地域

 

振動規制地域なんてものがあるのか?

知らなかった・・・

少し振動規制法について調べてメモっておいた方が良い。

 

まず、この法律は大きく3つの項目について規程している。

工場や事業場の振動について

建設工事の振動について

道路交通の振動について

 

まず、工場や事業場については、プレス機や圧縮機を使う事業場が対象。

時間や規制基準が定められている。

建設工事の振動も同様で、くい打ち機のような大きな振動を発生させる工事が対象

総理府令によって曜日、時間帯、振動の大きさ、日数など、つまり規制基準が定められている

最後に道路交通の振動については、これも総理府令に定められている振動を超えている場合、それによって環境が著しく損なわれている場合は、道路管理者に修繕等の措置を要請することができる、というもの。

 

また、振動規制法が対象となる区域は、条例で定められている

大概は、工業専用地域や都市計画区域以外の区域を除く区域を対象としている。

なので、通常、人が住んでいる所は振動規制区域、ということになる。

 

 

 

選択肢③ 大気の安定度

 

一般に空気は気温が高い方が体積は大きくなり、その分、比重が軽くなるので、上昇する。

そのため、上層の大気が暖かく、下層の大気の温度が低いときを「大気が安定している」という。

選択肢は下層よりも上層の方が気温が高い、と言っているので、安定な状態ということになる。

なので、鉛直方向の対流は発生しない。

 

大気の安定度が高いと、大気の循環がないので、汚染物質が蓄積していくことになる。

汚染物質が拡散しない方が良いのか、拡散してしまえば薄まって、やがて浄化されてしまうのか、どっちが良いのか、少し疑問を感じた。

 

 

 

選択肢④ 指標生物

 

はじめて知った言葉ー指標生物。

環境が変わると生きていけないような、弱い生物を観察することで、環境条件の変化を知ろうということ。

水質汚濁ではカゲロウなどの水生生物が指標生物となるらしい。

基本的に繊細な生物なんだろう。

 

 

 

選択肢⑤ 3R

 

Reduce

製品を作るときに資源を少なく、廃棄するときはなるべく廃棄しないこと。

耐久性の高い製品や製品寿命のためのメンテナンス体制などが該当する。

 

Reuse

使用済み製品や部品を繰り返し使うこと。

 

Recycle

廃棄物を原材料やエネルギー源として使用すること。

 

順番もあるようで、取り組む順番は、上記の順。

まず、製品を作るときはなるべき材料を少なく作りましょう。

作った以上は、繰り返し使うこと。

そして、使用後、やむを得ず廃棄しなければいけない場合においても、その廃棄物も有効利用しよう、というもの。

順番も感覚的に分かるので、覚えようと思わないこと。

 

 

終了。

 

 

 

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