再チャ〈技術士 1次試験〉H30年度・26問目 砂防計画

昨日、建設業は不要な産業か、ということから砂防について、ブログを書いたので、技術士の勉強も砂防編から。

ちなみに、昨日のブログのURLは下記

未来のインフラを考えるメモ「建設業は不要な産業か(砂防)」

 

 

さて、今日は平成30年の1次試験の建設部門の過去問、26問目の砂防計画。

問題文は「公益社団法人 日本技術士会」のHPで閲覧ができるようです。

「公益社団法人 日本技術士会」過去問(平成30年度 第1次試験)

 

砂防計画・・・ぼくは床固め工は作ったことがあるけど・・・

といっても、もう10年以上も前のはなし。

ただ、施工はやっても計画となると困ってしまう。

当時、設計思想まで考えてなかったから。

でも、技術士という資格を取る上では、請け負って図面通りに作るだけでなく、その上にある思想も含めて勉強しなければいけないと思う。

それでは、はじめます。

 

選択肢➀ 土砂生産抑制計画

一般に砂防ダム、正確には砂防えん堤の目的は、えん堤の上流側で砂礫を貯めることで、河川勾配を緩やかにする。

他にも、山腹の浸食を防ぐのはもちろん。土石流の防止などもある。

さらに、流出土砂の量を調整する機能などもある。

ちなみに、砂防ダムと言っても、通常のダムのように水を貯める機能は目的としていない。

砂防基本計画とは、土砂の生産や流出を防止するため、土砂を合理的に処理するための計画といえる。

砂防施設の機能は大きくは2つ。

一つは土砂の生産抑制機能、と土砂の流出制御機能、である。

「土砂が生まれるのを抑制する機能」と「土砂が流れる出るを制御する機能」ということ。

この2つ機能を確保するため、砂防基本計画は

 

土砂処理計画

土砂生産抑制計画

土砂流送制御計画

その他にも、土石流対策、流木対策、火山砂防、砂防施設計画などなど、多くの計画を策定しなければいけない。

砂防計画を作るのに、これだけの計画が必要というのだから、砂防計画って凄そう。

選択肢の問いにある語句、土砂生産抑制計画。

これは、今見てきたように、砂防基本計画の中に記載されている計画。

この土砂生産抑制計画の目的は、もちろん土砂が生産されないようにするための計画だけども、その手段として下の2つ。

→ 土砂生産域の荒廃の復旧

→ 新規荒廃の発生の防止

土砂が生まれるエリアが荒れないようするため、降雨による山崩れ、地すべり、河床河岸の浸食を防ごう、ということ。

山ののり面が崩れれば、土砂が流れ込む、地すべりや河岸の浸食も同様で、そこから土砂が生まれることになる。

こののり面崩壊や時すべり、河岸侵食を防止すための施設とは、どんなものがあるか?

 

山腹基礎工、山腹固定を目的とする砂防えん堤などなど。

少し、砂防というものが、どのような位置づけがなされているのか、全体を見てみる。

国交省から「河川砂防技術基準」という本が出されている。

国交省の中でも、水管理・国土保全局という局が所管することになるが、他の鉄道局や都市局と異なり、災害対応の印象が強い局となる。

事実、この基準書も、水と土砂の管理を目的とする基準書で、明らかに災害対策本である。

この基準書の中には、河川整備計画や、今見てきた砂防基本計画、他にも地すべり防止計画などと整合を図るよう記されている。

今回の平成30年の建設部門の26問目は、砂防基本計画の中からの問いである。

一応、全体像を頭にいれておきたい。

 

 

選択肢② 砂防施設計画

砂防基本計画の中には、選択肢➀のような「土砂の生産源についての計画」だけでなく、砂防施設についても計画しなければならない。

 

砂防基本計画の基本は、各地点の流出土砂量を決めておくことから始まる。

土砂の流出をどのくらい許容するのか、どれくらいなら流出させても問題ないのか、ということ。

そこから、砂防施設の種類、位置、その施設の分担土砂量を決める。

結果的に、全体最適を図るということ。

ほとんど、選択肢の問いをそのまま写しただけになってしまったけど。

 

 

選択肢③ 計画流出土砂量

語句の整理

・ 計画生産土砂量

・ 計画流出土砂量

・ 計画超過土砂量

・ 計画許容流砂

と似たような語句が4つある。

まず、計画生産土砂量というのは、山腹や渓岸で、新たに崩壊するだろう土砂量や既に崩壊していて拡大しそうな土砂量などなどが、崩壊したとき、河道に流れ出す土砂量のうち、二次浸食を受けるもの。

と定義されている。

だいぶ端折った。

そして、計画流出土砂量というのは、計画生産土砂量のうち、土石流や掃流力により、計画基準点に流出してくると見込まれる土砂量のこと。

計画生産土砂量は流域の中の大きな範囲。

そして、計画流出土砂量を決めるときに考慮すべき項目は

・ 既往の土砂流出

・ 地形

・ 植生

・ 河道の調節能力

を考慮することとされている。

 

 

選択肢④ 計画許容流砂量

計画基準点から下流の河川に対し、無害であり、というよりむしろ、下流や海岸の維持のために必要な土砂として流れていってくれないと困る土砂量。

へえ~そうなんだ、という印象

 

 

選択肢⑤ 計画超過土砂量

計画超過土砂量 = 計画流出土砂量  ー 計画許容流砂量

(計画基準点に流出してくると見込まれる土砂量)ー(下流の維持のために流出してきてほしい土砂量)

ということになる。

つまり、計画許容流砂量が良い土砂量。

計画超過土砂量が悪い土砂量。

流れてくる土砂量=計画流出土砂量は、良い土砂量+悪い土砂量

と覚えておこう。

全然、技術者っぽくないけど。

 

ちなみに、問いは。

計画超過土砂量のことを計画流出土砂量を上回る土砂量といっているので×。

言葉の意味だけを考えると、正解にしたくなる。引っかかりそうにはなる。

また、計画超過土砂量は、砂防基本計画のなかの土砂処理計画の対象となる土砂量なので、ここでも×

 

 

いや、大変大変。

やっぱりダム屋はダム屋というように、専門に分かれているのかな~。

 

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