今日は、技術士の一次試験の基礎適正、平成30年のⅠ-4-3 金属の腐食について。
金属材料を扱う以上、腐食対策はかかせない。
一説によると日本全体で腐食対策費は15兆円のコストがかかっている、という。
では問題を解いていく。
過去問はこちら↓
① 腐食とは「化学的・生物学的」作用によって、表面が逐次減量する現象である。
設問文は力学的と記載されているので×
② 腐食は局所的に生じることもある。
設問文は局所的に生じることはなく、全体で均一と断定しているので×
③ アルミニウムやステンレスは錆びにくい。
その理由は、表面に酸化物被膜を形成する。
この膜ができた状態を不働態化した、という。
④ ステンレスは鉄とは何か違う。
それはクロムを10.5%以上含んでいる事。
設問文はニッケルを含んでいるとあるため×
⑤ 腐食の速度は、材料の使用環境や温度に依存するに決まっている。
海岸沿いの建物など錆びだらけ。
さて、今日は鉄の腐食についての問題。
1円玉が何で錆びにくいのか、ステンレスは鉄と何が違うのか、など日常生活の疑問も解決した。
終了。