〈技術士 1次試験〉H29年度・30問目 鉄道工学

今日から技術士1次試験の過去問、平成29年度を始める。

もう、令和元年度と平成30年度は終了している。

実は今日、技術士の2次試験が行われている。

ぼくは受験申込を再来年あたりを目標にゆるく勉強しているので、今回は受験していない。

そもそも、2次試験の論文対策はそんなにやっていないし・・・。

本業の仕事の具合ですぐに勉強をやめるかもしれないほどのモチベーションを持っている。

 

とにかくそれでは始めたい。

今日は平成29年度の30問目、鉄道工学あたりから始めようかな。

問題は下記のサイトで見ることができる。↓

公益社団法人 日本技術士協会 平成29年度 第1次試験 建設部門

 

さすがにもう2年分の過去問を終わっているので、さらっとメモっていく。

鉄道の軌道構造に関する問題。

 

選択肢➀ 道床の役目

上からレール、まくら木、道床(バラスト)までを軌道という。

道床(バラスト)より下部は路盤、路床、地盤と続く。

これは舗装構成と同じで、路盤までが舗装というように、鉄道工学でも路盤までが線路である。

ちなみに、これはバラスト軌道をいう。

スラブ軌道では、レールの次はスラブで、まくら木と道床(バラスト)はない。

まくら木と道床(バラスト)の役目をスラブが果たす。

さて、選択肢は、道床の役目はまくら木を支持すること。そして、まくら木から伝達される列車荷重を路盤に伝えること。

 

 

選択肢② 合成まくら木

合成樹脂によるまくら木

腐らず、燃えず、耐久性に富むが、コスト高

 

 

選択肢③ スラブ軌道

選択肢➀で少し書いた。

バラスト軌道と比較して保守省力化になる。

デメリットとしては騒音が出ること。

バラストの場合は5デシベルほどは吸収するらしいが、スラブ軌道では音は直接反射する。

 

 

選択肢④ 犬くぎ

鉄道の黎明期から使われている材料。

鉄道のレールをまくら木に固定するためのもの。

犬くぎはまくら木に直接打ち込む。

釘なので断面をみるとT字型になっている。

なのでTのーの部分でレールを押さえるのであるが、文字では伝わらないので、ネットを検索してみた方がよい。

ただ、まくら木に直接打ち込むので、復元性はないはず。

一度打った釘を引き抜いて、もう一度同じ場所に打っても、ガバガバで上手く押さえが効かないだろう。

 

 

選択肢⑤ ロングレール

通常のレールは25mほど。

ただしロングレールは200m。

といっても、単に溶接により連結しているだけ。

ただ、200m分も溶接するので、乗っていてもガタゴトは少ない。

乗り心地が良くなる。

もちろん、騒音振動も減少する。

その代わりに、気温の収縮や膨張をレール連結(レールとまくら木を連結すること)で抑え込んでいる。

だから、まくら木の負担はかなり大きいはず。

 

 

 

さすがに2年分の過去問をやっているのでさらりと解けた。

良かった良かった。

 

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