コロナ後のまちづくり

技術士(1次試験)の勉強をしていると、都市計画も学ぶことになる。
すると、今の時期、やっぱり今のコロナショックとリンクして考えてしまう。
今日は、そのことを少しメモっておく。

都市計画とはその名のとおり、計画的に都市づくりをすること。
では、計画的とはどういうこと。効率的で暮らしやすい都市を作っていくこと?
基本、土地の使い方を規制したり、誘導したりしながら、スプロール化を防ぐ。人々が自由気ままに建物を建てられないようにする。これが大きな考え方。
それは、人々が集まって活動することで、大きな力を生み出すのだから、あまり散らばって生活されてしまうと規模の利益も働かないし、とにかく無駄が多くなってしまう。

サピエンス全史という本を先日、読んだ。
なぜ、ホモサピエンスが他の原人を駆逐し、この地球上を支配できたのか。
その理由は他の原人が集団として維持できる人数が50人程度だったところ、ホモサピエンスだけは、500人、1000人という規模の集団を維持することができるようになったから。
それは他人を認知するという能力を獲得することで可能となった出来事、と書かれている。

何が言いたいかとという、これまでホモサピエンスのみが持っていた能力によって、築き上げられた力、すなわち集団により発揮されるあらゆる力は、コロナ禍において、今、窮地に追いやられている、ということ。
10万年かけて磨き上げてきた能力、つまり都市計画が今、窮地に追い込まれている、ということ。

おそらく、多くの人がコロナ後の社会は、これまでと同様にはいかないだろう、と薄々感じていると思う。
ただ、どう変わるんだろうか?と不安な気持ちを持っているんじゃないだろうか。
いや、きっと、もう、いろいろな識者が発言しているから、アフターコロナの世界について、ある程度想像ができている人もいるのかもしれない。
わたしも識者の意見をテレビやネット記事などを見て、確かにそうだそうだ、と頷いている。
識者の意見は決まって、東京から地方へのベクトルは確実に進む、ということ。

どんな本を読んでも、まちづくりにおいて大切なのは、賑わい。目指すべき街づくりは、賑わい。
賑わいのない都市は失敗した都市のように書かれている。
事実、人がたくさん居るだけで、ぼくらは楽しくなる。
どんなにお洒落なブロック舗装を施し、海外の街にあるようなレトロな街路灯が建てられ、街路樹には花が咲き乱れていても、歩いている人がいない街は寂しくって仕方ない。
逆に、道路や街路樹が少々ダサくても、お洒落な人が集まっていたら、そこはお洒落な空間になる。
やはり、人がいないとダメなのか。人は、人が集まっているのを見るだけで心地良くなる生き物だから。
とはいえ、テレビの識者が言うように、東京から地方への動き?回帰?は、今回のコロナ騒動で確実に進むと思う。
となると、やはり地方創生というキーワードはこれまで以上に頻出単語になるかもしれない。

地方創生とは何だ?
地方に観光客を呼び込もう、とか。地方に起業家を呼び込もう、とか。地方でスローライフを満喫しよう、というもの。
とてもステレオタイプだけど、でも・・・やっぱりこれで良いような気がする。
この取り組みがデジタルにより迅速かつ安価に進めていけば、それで良いような気がする。
それがアフターコロナの答えで良いのではないか。

これまでの地方創生の流れを進めれば良い。
とはいえ、それだけではいけない気もする。
やはり、東京は多くの人の欲を満たすポテンシャルを持っていて、それはコロナ以降であっても、人の記憶から消し去ることはできない。
だから、地方でも東京と同様、多くの欲を満たすポテンシャルを備えなければいえない。
では、その準備は?
地方にも東京のようなインフラを完備する必要があるのか?
地方にインフラ完備するその費用対効果はいかほどか?
どんなインフラが必要なのか?

最低限のインフラが完備されなければ、東京の利便性を知った人々は、いくらコロナが怖くても、地方に出ていくことはない。
であるならば、政府は地方にインフラをどんどんと整備していく必要がある???いやいや、新しい道路なんか作られなくても、IT環境が整備されていたら問題ないよ、じゃ、一体どんなインフラが必要なのか??

地球上の生き物は、いつも地球環境に合わせて、その時代時代に合わせることができた生物だけが生き残れるようになってきた。
人類は10万年前に獲得した認知能力によって集団生活を成立させて、ここまできた。
だから、集団生活を手放すことはできない・・・というのであれば、人類は生き残れないことになる可能性もある。
今日は、いろいろ頭から出てくる疑問をメモりながら、自分の中での一定の答えが見つかるかな~と期待したけど、どうやら、いくらメモってみても、見つかりそうのないので、今日は寝ます。

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