〈技術士 1次試験〉R元年・26問目 砂防施設

今日は技術士1次試験のR元年の問題。

26問目の砂防施設について。

 

 

過去問は下記のHPから取得できる。

「公益社団法人 日本技術士会」過去問 第一次試験 令和元年度 建設部門

 

 

 

選択肢➀ 砂防ダム(砂防えん堤)

 

砂防えん堤の調節効果

このサイトを見るとすぐ分かる。↓

「国土交通省 北陸地方整備局 黒部河川事務所」砂防事業

 

階段上に水が流れるように工作物を設ける。

工作物の背面に土砂がたまり、予定どおり階段状になる。

土砂が貯まるので、河床が削られなくなるし、勾配が緩くなることで水の流れも緩やかになる。

また、土砂が貯まることで川底が上昇する。

上昇すると渓岸の崩れが防止され、川幅が広くなる。

川幅が広くなると、水の流れが緩やかになる。

 

このような調節効果がある。

とにかく日本の河川は世界的にみて勾配がきつく、その結果、多くの災害が発生している。

だから、水の流れを緩やかにすることが治水事業の大きな目的となっている。

 

選択肢にあるように堆砂作用は上記で書いた。

粒径の淘汰作用というのは、流れる間に異なる粒径の粒子が分離する作用のこと。

流れる間にバラバラになる、ということだろう。

 

 

 

選択肢② 護岸工

 

河岸を横浸食から防護するもの。

横浸食とか縦浸食とか出てくるが、護岸は横への浸食に対する防御。

河床への浸食が縦浸食。

また、護岸の上流と下流の端部はどうなっているか?

それは、岩盤であったり、横帯工というコンクリートの帯に取り付けるのが原則。

選択肢では横工となっているけど、横帯工ともいう。

 

 

 

選択肢③ 流路工

 

これは床固工と護岸工をあわせたような構造物

なので、少し長尺な構造物。

流路を確定する。そりゃそうだ。

縦横浸食を防止する。そりゃそうだ。

両岸を保護する。そりゃそうだ。

選択肢を読むと完璧な構造物に見えるが、確かにそのような機能を求めて作られるもの。

 

下流部の土砂が堆積するような場所では、流路を確定することで、乱流を防止する。

また、縦断勾配を適切に取ることで、縦・横浸食を防止する。

そのため、両岸を保護するし、洪水も防止する目的がある。

流路工とは、流れの路(みち)をつくる施設なので、上記のような総合的な目的の施設となる。

 

 

 

選択肢④ 水制工

 

流速の減少を目的とするものと水はねの減少を目的とするものがある。

どちらにしても護岸を流水から保護するための施設。

堤防や護岸への水勢を緩和するため、水の流れを中央方向に向けるよう、堤防や護岸の方から川の中心に向かって伸びているコンクリート構造物

 

選択肢は流速の減少が書かれていない。

流下阻害になるような構造物をあえて設置している。

また、一般的な河川施設である。

 

 

 

選択肢⑤ 床固工

 

縦浸食を防止。

渓床の安定、堆積物の再移動の防止、工作物の基礎の保護などのために設置される。

まさに、選択肢の文のとおり。

 

 

河川施設は、護岸の浸食防止などは大抵、どの施設の目的にもなっているので、設問を解くときは、明らかな違いに着目した方が解きやすい。

 

終了。

 

 

 

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