コロナ禍でシェアリングは大丈夫?カーシェアリング会員数3倍!

カーシェアが人気。

コロナで接触機会を減らしたい。

本日のネットニュースで飛び込んできた記事。やはり、車かと思った。

でも、カーシェアとは思わなかったというか、考えもしてなかった。

うっすらと車通勤は増えるだろうな、と思っていた。

満員電車はそれほど危険性はない、といわれているけど、やはりつり革や手すりを触った手からの感染はあるだろうし。

なので車通勤は分かるけど、カーシェアとは少しびっくり。

シェアリングというのは、どちらかというと共有になるので、コロナ禍においては、マイナスに働くと思ったけども・・・。

ネットの記事では、夕方6時から朝9時までの定額プランが人気で、利用者が3倍に増えた、とのこと。

いつと比較して3倍なのか、本当に正確性にかける記事だなとは思ったが。

でも、なるほど、朝7:30に家を出て、仕事場の近くのタイムズカーシェアのステーションに8:30に駐車。

夜7:00くらいに自宅に帰るために乗る。夜間は家の駐車場に停めておく。

これで2000円ちょっと。

毎日となると、公共料金よりも高いが、5/6までの辛抱、と思えば、借りる人も出そう。

ぼくは高いと思うので借りないけど。

しかし、シェアリングサービスはコロナと相性が悪そうなんだけど。

ん~まあ満員電車と比較すれば、ハンドルやギアをアルコールで消毒しておけば、コロナ対策として成り立つのかもしれないけども。

ちなみに、ここでカーシェアについて、調べてメモりたい。

シェアリングサービスというのは

 

〇 カーシェア・・・レンタカーの発展形

〇 ライドシェア・・・タクシーの発展形

と2種類に大別され、それぞれスキームが違う。

ちなみに、

〇 レンタカー市場

日本は0.6兆円、アメリカ3兆円と1/5。

〇 タクシー市場

日本が1.6兆円、アメリカが0.8兆円と2倍。

なるほど、日本はタクシーが強く、アメリカはレンタカーが強い。

アメリカなんかはニューヨークの黄色のタクシーのイメージが強いけど、実際はレンタカーが圧倒的に多いということ。

これは、土地の狭い日本ではタクシー料金も支払えるけど、広大な土地のアメリカでは料金が高額になり過ぎる、ということかな。

レンタカーなら1日いくら、なので土地の広い狭いはあまり影響しないだろうし。

 

まずタクシー業界をみる。

タクシー会社の大手は第一交通産業や日本交通となるが、あまりピンとこない人が多いと思う。

ぼくも聞いたことあるな、程度。

でも、日本はアメリカと比べても2倍の規模、人口規模も考慮すると日本はアメリカの5倍程度の規模となる。

それだけタクシー業界の規模は大きい。

これはアメリカだけでなくヨーロッパと比べても日本のタクシーの市場規模はでかい。

これは、流しや駅まちがビジネスとして成り立つだけの人口密度が高い都市が多いことがあげられるけど、他にも、運賃が届け出制という公営的な要素が入ったことで、個人ではなく法人ビジネスになったこと。

つまり、国が保護してきた、という要素もあると思う。

ちなみに、人件費が7割という完全なる労働集約型産業、人で成り立っている業界。

だけど今回、リムジンタクシーで600名解雇など多くの運転士が解雇されるニュースが流れたりと大変な状態。

 

次に、レンタカー業界をみる。

ここは日本は弱い。

アメリカの市場規模の1/5ほど。人口規模も考慮すると1/2.5ほどになるのだけど。

でも、やっぱりヨーロッパと比べても規模は小さい。

こちらはタクシー業界と違い、資本集約型のビジネスモデルになる。

大手はトヨタレンタカーやオリックスレンタカーなど。

やはり、日本ではマイカーの意識が高いこともあると思う。

 

そして、本題のカーシェアリング業界

レンタカーの発展形のカーシェアリング、日本の市場規模は0.025兆円。250億円ほど。

つまり、市場規模ではレンタカーが6500億円、カーシェアが250臆円、とカーシェアは25倍くらいの差がある。

レンタカーの発展形とはいえ、まだまだ規模は小さい。

でも、タクシーやレンタカーと比べると、市場は圧倒的なスピードで拡大している。

確かに250億円ほどといっても、他国と比べても日本のカーシェアリングの普及率は決して低くない。

普及率というのは会員数/総人口。

そう、これは会員にならないと利用できないので、タクシーやレンタカーよりも、利用までのハードルは高い。

しかし、日本の中でも東京などは普及率2となり、50人に1人は会員である。

ちなみに愛知は0.6なので、170人に1人くらいの人口あたりの会員率。

日本ではタイムズが独走している。

ここはパーク24という駐車場事業を運営している会社。

実はこの駐車場を運営していることが大きな強みになっている。

日本は2006年に違法駐車の取り締まりがとても強化されている。

このことから駐車場を多く所有し管理しているタイムズにとてもアドバンテージがあった、ということ。

カーシェアのネックは、使いたいときに空いていない、とか家や職場からステーションが遠い、ということ。

数多くの駐車場をもち、そこに最大保有数をほこるタイムズが独走するのは納得がいく理由。

ただ、同じくカーシェアリングでも各国によって考え方がかなり違う。

まず、カーシェアリングには、ラウンド型とワンウェイ型がある。

これは借りた場所と違う場所に返すことができるのかどうか、の違い。

さらに、フリーフローティング型とステーションベース型の違いもらしいもある。

これは何かというと、ステーションに返却しなければいけないのか、路肩などに停めておいて良いのか。

でも、日本でこれをやったら、一発で駐車禁止で切符を切られることになる。

でも、これができたら本当に便利になる。

ただ、秩序もあったもんじゃなく、交通事故も増えるだろう。

簡単に、カーシェアリングを調べながらメモったけど、自分は使うだろうか?

いや~使わないな、と思う。

まず、家に車があるし、それで何も困っていないし、仮に車なしでカーシェアだけでやれるかと言ったら、それは不便感が半端ないことになる。
そう考えると、まだまだ普及には時間がかかると思う。

と、まとめようと思ったけど、少し気になりはじめた。

 

普及率

どれだけあれば、ビジネスとして成り立つのだろう。

影響が大きいのは、タクシーは人件費が7割。

レンタカーは車両代。カーシェアとなると、車両代もあるけど駐車場代が大きいらしい。

立体駐車場ではなく平地の駐車場があちこちにないといけない。

東京都のように駐車場代が月4~5万円もするところだと、稼働率が20%程度まで必要となるとネットでみた。

ビジネスとして成立する条件は、駐車場がかからず?・・・なので、パーク24と一緒に経営することができるタイムズは成功しているらしいけど。

さらに、人口密度が高い地域、東京23区、大阪、川崎、横浜、名古屋、さいたま。

そして、東京なみに普及率2%。

これでやっとビジネスとして成立。

実際に、この地域で拡大してきているらしい。

なるほど、なるほど、これはカーシェアリングに限らず、人口密度からこの6都市に限って成り立つビジネスは多そうな、と。

でも、所詮、人口密度なのか。と変なところに納得して落ち着く。

今回、コロナで3密がダメ。

いやいや、ビジネスは密でなければ成り立たないものが多いんです、と言いたい。

そう考えると、今回のコロナ禍、これまで人類が構築してきたビジネスモデルを一変させてしまう破壊力を持った脅威なんだと、今更ながらに驚くぼくだった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

CAPTCHA