令和2年3月25日からドコモが5Gをスタートさせる。と発表された。
対応エリア。
まずはスタジアムやオリンピック関連施設、一部の駅やドコモショップなど。
そして、2021年3月末までには全政令指定都市へ。
といっても、政令市全域ではなく、駅前限定とかなんだろうけど。
今日はせっかくなので、建設業界に5Gがどう関わっていくのか、少し調べてメモろう。
まず、5G。高速大容量、低遅延、多数同時接続。
これを聞いても、へぇーで終わり。色々なケース・・・例えば、自動運転カー、ドローンの活用拡大、ダンプやユンボの無人化などなどが挙げられているが、なんで、高速大容量、低遅延、多数同時接続でそんなことが可能なのか、と思っていた。
通信速度が20倍になる、2時間の映画が数秒でダウンロードだの、遅延時間が10分の1だの、接続端末が10万台から100万台だの・・・だから、それで何で自動運転が可能になるの?と思っていた。
前から持っていた疑問は、少しネットで調べてみたら、やはり正しいということがわかってきた。
どういうことかと言うと、つまり5Gになっただけでは、自動運転カーやドローンの実用化や建設現場の無人化、というのは不可能ということ。
これらは、5Gを前提として、技術が進歩していけば、今後実用化される目途が付いている状況、ということ。
つまり、5Gの利便性を実感するには、AIだのIotとかの技術革新がさらに進むことが必要ということ。
ただ、そのような技術革新には、実証実験を繰り返さなければならず、そのために5Gのようなベースが必要ということ。
だから、なんとなく5Gと聞いても、へぇーで終わっていのは、正しい感情だったんだと今は納得している。
今は、大林組がKDDIやNECと共同で建設機械の遠隔操作の実証実験を実施しているし、大成建設もソフトバンクらと実証実験を行っている。
今はまだ大手が自社の敷地内や大規模な建設現場で実験的に行っている段階。
まだまだ、中小の建設会社が使う状況ではないし、今は遠隔でやるよりオペが搭乗して施工した方が速いケースも多いらしい。
ただ、周波数が高いらしく、そうなると電波の通信距離は短くなるそうだ。
一般に波長が長ければ周波数は低くなる。
波長とは波の山から次の山までの長さ。
周波数とは1秒間に通過する波の数。
なので、波長が長ければ当然、周波数は少なく(低く)なる。
5Gは周波数が高いので、波長は短いことになる。
波長が長ければ、緩やかな線、大縄跳びをゆっくり回しているのを横から眺めるようなグラフになる。
5Gはその逆。周波数が高いと電波の通信距離が短くなる理由は分からないが、ニュースなどで基地局の整備が必要と言っているので、きっとそうなんだろう。
どれだけのスピードで基地局を作っていけるかが、5Gの普及の肝になるだろう。
今回のコロナで通信会社の痛手がどのくらいだろう。
ソフトバンクは持ち株会社のソフトバンクグループがやられているので、少し不安ではある。
これから建設業界の5Gについて、少しづつ調べていこうと思う。
まだ、先の話かもしれないが、人手不足や安全性、工期短縮、コスト削減に大きく寄与する建設業界の5G+ICTについては、勉強がてらにメモっていきたい。