新しい日常に対応した都市とは

国交省が新しい日常に対応した都市のあり方や道路施策の検討に入るようだ。

ちゅっと前の新聞記事。

国交省のHPを見てみると、まず6月12日に都市局から「新しいまちづくりの方向性を検討する」との報道発表がなされてる。

内容を見ると

・都市再生

・都市交通

・公園緑地

・都市防災

・医療、働き方など

各分野の有識者に個別非公開のヒアリングをしていき、夏ごろには論点整理を発表するとのこと。

具体的には、満員電車や都心のオフィスなど都市の過密についてや、今回、改めて認識された自宅近くの公園の価値についてや、テレワーク導入など。

ヒアリングを通して都市の在り方に、今後どのような変化が訪れるのか、都市政策はどうあるべきかを、幅広い視点から検討するとのこと。

 

確かに、都市は一定数の過密状態になるまでは、何をやるにしても効率的となり生産性が上がるらしいが、ある一定の過密状態を超えると、今度は社会的損失が上回り、生産性が落ちるということを聞いたことがある。

東京は今、どのくらいの過密なんだろうか?

いや、東京でまだ過密ではない、と言っていたらどの都市もまだまだ大丈夫となるか。

 

 

続いて、6月18日「新しい日常に対応するための当面の道路施策」という報道発表がなされた。

こちらは、当面ということのなので、さっきの都市の在り方よりはもっと短期的な観点。

中身をみると

・自転車通勤の促進

・物流事業者の休憩施設

・飲食店の路上活用

となっている。

飲食店の路上活用は先日のブログでもメモった。

自転車通勤の促進は、基本的な施策の方向性は、通行空間の整備となるのだろうけど、これって上手く進むのだろうか?

平成25年?に自転車は原則車道!と大きく発表してから7年経つけど、街に何か変化あった?

確かに、車道に青色レーンがあるところを見たことはあるけど、それで自転車が車道を走るようになったかと言えば、ほとんど変化を感じない。

前から、車道を走るロードバイク乗りはいたけど、それが多くなったとは思わないけどなあ。

自転車施策は少し期待ができない。

都心部は車道にクルマもいっぱい走っているし、かといって、自転車道を作ることができる余裕のある空間のある道路も少ない。

 

 

後は、物流事業者が休憩できる環境か・・・。

防災道の駅と関連してくるのかな?

自動運転が将来的に進むだろうこのご時世、休憩施設を整備するのかな・・・まあ、当面の、と付いているので、そんなものか。

いや、これからのインフラを考えた時、交通安全対策のハード整備に予算を使うのは、どうなんだろう?自動運転が進めば不要になる予算。

都市局の発表と聞いて、情報通信技術をインフラに組み合わせるのかと思ったけど、どうやら、少し違うみたい。

まぁ、情報通信技術を備えても個人情報を取得できない状態なら、あまり活躍の場はないだろうし。

でも、本当に情報の取り扱いは何とかならないものかな。情報保護一辺倒では、宝の持ち腐れもいいところ。

 

後は・・・

やっぱり、インフラに関わる者は、これから夏場に向けて治水対策などの防災対策をメインとすることになると思うけど。

もう、コロナ対策で予算を食い過ぎて、防災対策などの災害復旧対策のような予算以外は認められないのではないか、と心配する今日このごろ。

フロー効果としての景気対策があるから大丈夫かな~・・・

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