今日は技術士の勉強。
平成30年の過去問。1次試験の建設部門。19問目の水理学について。
問題文は「公益社団法人 日本技術士会」のHPで閲覧ができるようです。
「公益社団法人 日本技術士会」過去問(平成30年度 第1次試験)
さっそく過去問を解いていく。
選択肢➀~⑤
計算するだけの問題。
点Aでは、空気中にあるので圧力水頭はゼロになる。
水平面上なので速度水頭もゼロになる。
だから、位置水頭のみの、ZA・・・➀
点Bでは、VB2/2g+ZB+pB/ρg・・・②
点Cでは、こちらも空気中なので圧力水頭はゼロ。
なので、VC2/2g+ZC ・・・③
この➀と②と③からpBを求めるという問題。
この問題なのは、次の観点を知っているか、とこの問題は聞いている。
それは非圧縮性完全流体の前提。
この場合、管路の断面積も一定なので、点Bの流速も点Cの流速も同じとなる。
VB =VC
これが分かっていると解ける、ということ。
ちなみに、非圧縮性とは?
そのまま。押しても圧縮されない物体。
なので、押しても圧力は変わらない。
完全流体とは、サラサラな粘性のない流体、という意味。
VB =VC
なので
点Bの②の式、VB2/2g + ZB + pB/ρg
は下のように変形できる
= VC2/2g + ZB + pB/ρg ・・・②’
②’と③で式を作ると
VC2/2g + ZB + pB/ρg = VC2/2g+ZC
この式と②’で式を作ると
ZC ー ZB= pB/ρg
pB = ρg( ZC - ZB )
この問題は点Bと点Cでは、非圧縮性完全流体の場合、速度は同じ、ということがポイント。
後は、計算式を解く問題になる。