「未来は土木がつくる。これが僕らの土木スタイル!」を読んで1

第四章 暮らしを支える土木の未来

最初に土木の役割とは「社会基盤を作る」とあります。

しかし、社会基盤である道路や橋をこれ以上作ることに国民が求めていない。

では、何が求められているのか。

事業として考えると、

1.気候変動対策

2.エネルギー問題

3.防衛の問題

4.災害対策(これは私のオリジナル)

もっと先を見通すと、空飛ぶ車の時代になれば、道路の重要性は小さくなる。

リニア全盛になれば新幹線のニーズも下がる。

技術革新によって必要となるインフラも変わる。

そんなとき、土木の役割の中に、商社のような役割があっても良い。

土木技術以外にも必要な技術がある。それをマッチングする役割である。

土木業界が様々な技術を束ねて、新たなサービスを生み出すような存在になればよい。

異分野とのコラボレーションの中においても土木を真ん中に据えて、旗振り役を担う。

 

一つはインフラの別利用

事例として、高架道路を廃止して高架の商店街とする案が提示されている。

商店街が公園やスポーツ広場になったりと。

インフラが文化を作る。

こんなことが4章の座談会では書かれていた。

確かに、このままでは土木業界は先細りになってしまう。

これまでのような道路や橋梁ではない、あらたなニーズが必要。

そのためには、災害対策、特に気候変動と絡めた水害対策。

あとは地震対策。ここからのインフラ整備やインフラの強靭化。

次に、文化を作るような今の時代にあったニーズを取り込む。

これは公園の一部をスポーツ広場に改修していくことはありかもしれない。

エネルギー問題として具体的に何ができる。

どうしてもプラント屋や電気業者がメインとなってくる。

しかし、土木工事は絶対に発生するわけで、ゼネコンなどが全体をコーディネートすることは考えられる。

これは土木技術者と熱供給や電力供給のそれぞれの技術の融合という感じとなる。

実際に、各ゼネコンは動いている。

防衛産業は何だろう?パッと思いつくのは三菱重工のような重工メーカーの範疇。

土木技術がどのように関われるのだろうか。

空飛ぶ車の時代のインフラについては、あまりに空疎になるので、また今度。

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